【驚愕】コンビニオーナーの年収。セブンイレブン元社員が解説
解決できるお悩み♪
家族のいる40歳のサラリーマンです。
いまの会社の年収が400万と少ないため、年収アップを目指してコンビニ業界への転職を考えています。
コンビニオーナーで年収1,000万以上を稼いでいる人がいると聞いたのですが、それは本当なのでしょうか?
コンビニ経営をされている方のリアルな年収がしりたいです。
- コンビニオーナー14人の年収
- コンビニオーナーが金持ちになる方法
- コンビニオーナーの年収の落とし穴
年収1,000万以上を稼げるなら、コンビニ経営の道に進むのも悪くないですよね…!
でも、「赤字になったらどうしよう…」と不安な方もいると思います。。
そこで、14人の現役コンビニオーナーに年収を聞いてきました!
こちらが、14人のオーナーさんの年収です。
- 年収の中央値720万円
- 平均年収 1,140万円
- 年収1,000万円以上 6人
- 年収3,000万円以上 1人
※セブンイレブンのオーナー年収
どうでしょうか。
想像していた年収と近かったですか?
そこでこの記事では、「14人のコンビニオーナーに聞いたリアル年収」を解説!
年収をただお伝えするだけでなく、その年収に至った経緯、店舗の状況など、コンビニの元本部社員がくわしくお伝えしていきます♪
プロフィール
- 元セブンイレブンジャパン社員
- 30店舗の元経営アドバイザー
- 元セブンイレブン店長
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コンビニオーナーの年収中央値は「720万円」
先に結論をお伝えします。
今回紹介するオーナーさんの年収は、中央値で720万円(土地・建物の所有者が本部のお店)でした。
中央値と平均値の違い(例)
- ①300万②800万③1,200万 中央値800万(3人の真ん中)
- ①300万②800万③1,200万 平均値767万(3人全員の平均)
※年収のバラツキをおさえるために、平均値ではなく中央値で計算しています
- 年収がいちばん低いオーナー 230万
- 年収がいちばん多いオーナー 3,100万
↑コンビニオーナーの年収には、かなりのバラツキがありました。
年収にここまで差があるのはなぜなのか。これから14人のオーナー年収を丸裸にしていきます♪
コンビニオーナー14人の年収
さっそく、コンビニオーナー14人の年収を紹介していきます。
お店の特徴を把握しやすいように、以下の項目に沿って説明していきますね♪
項目 | 状況 |
---|---|
①土地・建物の所有者 | 本部orオーナー |
②お店の経過年数 | 開業後、何年経っているか |
③体制 | 例:夫婦、オーナー+社員 |
④立地 | 例:駅近、住宅、ロードサイド |
⑤売上 | 売上の高低を★(1~5)で評価 |
⑥人件費 | 低い・普通・高い |
⑦商品ロス | 少ない・普通・多い |
「売上や経費は同じなのに、年収が全然違う…」。こういった発見や気づきがありますよ♪
以下の14店は、すべて関東郊外エリアにあるお店。それほど都会でもなく、田舎でもない場所にあります。
※1人目から順番に見ていっていただけると、イメージしやすいかなと思います
1人目Aオーナー:年収770万
年収 770万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | 本部 |
お店の経過年数 | 1年 |
体制 | 夫婦2人 |
立地 | 駅近 |
売上 | |
人件費 | 低い |
商品ロス | 少ない |
1人目のオーナーさんの年収は、770万円。
まだオープンして1年しか経過していないお店です。
このお店の最大の特徴は、人件費や商品ロスなどの経費を徹底して削減しているところ。
コストカットにこだわることで、売上の低さをカバーしている良い例ですね。
売上が低くても、やりくり次第でなんとかなる「コンビニ経営の成功例」のひとつです。
ちなみに、Aさんは別の店舗で社員として働いていて、かなりの経験を積んでいた方でした。
コンビニ経営のコツを知っていると、やはり成果が出やすいですね…!
開業後はどうしても経費が多くかかってしまいます。そこをどう改善していくかが、コンビニ経営成功のカギ♪
2人目Bオーナー:年収680万
年収 680万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | 本部 |
お店の経過年数 | 2年 |
体制 | オーナー+社員 |
立地 | 駅近 |
売上 | |
人件費 | 普通 |
商品ロス | やや少ない |
2人目のオーナーさんの年収は、680万円。
オープンしてから2年経過のお店です。
1人目のAオーナーほどではないですが、商品ロスを削減することで売上の低さをカバーしています。
Bオーナーは他にもう1店舗経営していて、このお店では社員を1人雇ってお店を回していました。
実質社員1人で年収680万円なら、そこそこ成功していると言えます…!
「売上UPの施策を考える」「経費コントロールを学ぶ」。
コンビニ経営に慣れてきた2年目以降は、この2つが重要になってきます♪
3人目Cオーナー:年収230万円
年収 230万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | 本部 |
お店の経過年数 | 1年 |
体制 | オーナー+社員 |
立地 | ロードサイド |
売上 | |
人件費 | 高い |
商品ロス | 普通 |
3人目のオーナーさんの年収は、230万円。
オープンして1年経過のお店です。
このCオーナーは、14人の中でいちばん年収が低い「ガッカリ」パターン。
- 売上 低い
- 人件費 高い
- 商品ロス 多い
↑売上が低いのに経費を使いすぎてしまうと、悲惨なことになります…。
オープンして1年目の年収は、最悪、Cオーナーのようになる可能性もゼロではありません…。
えっ、230万ですか?それじゃ食べていけないんじゃ…。
想定していたより売上が低く、人件費と商品ロスがとまらなくて利益を圧迫するケースはよくあるんですよね。
1人目、2人目のお店と売上はそこまで変わらないのに、年収だけでみたら450万円以上の差…。
経費の見直しがいかに重要か、お分かりいただけたかと思います。
4人目Dオーナー:年収720万円
年収 720万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | 本部 |
お店の経過年数 | 4年 |
体制 | 夫婦 |
立地 | ロードサイド |
売上 | |
人件費 | 普通 |
商品ロス | やや少ない |
4人目のオーナーさんの年収は、720万。
オープンして4年経過、夫婦で仲良く経営されているお店です。
このDオーナー(年収720万)が、コンビニの平均的な年収モデル!
❝売上・人件費・商品ロスがほぼ平均的な金額❞だと、年収がだいたい700万円前後になるということをぜひ覚えておいてください♪
私の担当店(全30店)オーナーは、年収700万円前後の方が非常に多かったです。
よっぽどダメな立地でないかぎり、まじめに経営していれば年収700万円は達成できます!
5人目Eオーナー:年収820万円
年収 820万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | 本部 |
お店の経過年数 | 15年以上 |
体制 | 夫婦 |
立地 | 住宅・駅近 |
売上 | |
人件費 | 普通 |
商品ロス | やや多い |
5人目のオーナーさんの年収は、820万。
15年以上経営されているベテランオーナーのお店です。
経過年数に応じた❝特別インセンティブ❞を受け取っているので、その分、4人目のDオーナーより年収が高くなっています。
このお店の年収が高いもうひとつの理由は、「利益率の高い」商品を積極的に売っていること。
利益率の高い商品を売ることで、年収アップにつなげています♪
利益率の高い商品の一例
- コーヒー:50%
- フライヤー:50%
- 飲料:40~60%
- アイス:40% など…
※通常商品の利益率は約30%
タバコは10%、酒は15%と利益率が低い。
コンビニ経営では❝売る商品❞も重要です!
利益率の高い商品の拡販に取り組みましょう♪
6人目Fオーナー:年収840万
年収 840万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | 本部 |
お店の経過年数 | 10年以上 |
体制 | 夫婦 |
立地 | 住宅・ロードサイド |
売上 | |
人件費 | 普通 |
商品ロス | 普通 |
6人目のオーナーさんの年収は、840万円。
オープン後10年以上経過のお店です。
5人目のオーナーさんと同様に経過年数に応じた❝特別インセンティブ❞も適用済み。
- 売上 平均よりちょい高い
- 経費 バランスが良い
↑一般的なお店よりやや経営状況が良いと、年収700万円を上回ることができます♪
経営努力で、平均よりちょい上の売上を目指しましょう!
7人目Gオーナー:年収700万円
年収 700万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | 本部 |
お店の経過年数 | 10年以上 |
体制 | 夫婦 |
立地 | ロードサイド |
売上 | |
人件費 | 普通 |
商品ロス | やや多い |
7人目のオーナーさんの年収は、700万円。
10年以上経営されているベテランオーナーのお店です。
売上は悪くはないのに、年収はあまり良くありません…!
年収がいまいちな理由
- 商品ロスがやや多い
- 利益率の低いタバコの販売構成比が高い
「売上はそこそこなのに年収が上がらない…」。こういったお店も、コンビニには数多く存在します。
経営状況に課題があるときは、本部社員と話し合い、いっしょに解決策を考えていきましょう!
以上、前半は7人のオーナーさんの年収をお伝えしました。
ここからは、売上の高いお店がいっぱい出てきます。
前半に紹介した7人のオーナーとの「年収差」にもぜひご注目ください♪
8人目Hオーナー:年収1,450万円
年収 1,450万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | 本部 |
お店の経過年数 | 20年以上 |
体制 | オーナー+社員 |
立地 | ロードサイド・住宅 |
売上 | |
人件費 | 低い |
商品ロス | 少ない |
8人目のオーナーさんの年収は、なんと、1,450万円!!
きました、高年収の1,000万円越え!
売上が高く、経費コントロールもカンペキ!
このお店は、凄腕のオーナーさんが経営していて、優秀店を受賞するほどの超優良店です。
もともとは平均以下の売上のお店。
しか~し、経営努力によって劇的な成長を遂げました!
- 従業員のレベルが高い
- お客さんからの支持は厚い
- オーナーも仕事ができる
↑すんごく優しいオーナーさんで、みんなから愛されていたのが印象に残っています♪
地域密着型店舗を目指してコツコツがんばっていれば、いつかは夢の年収1,000万円!!
決して不可能で金額じゃないですよ♪
9人目Iオーナー:年収1,100万円
年収 1,100万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | 本部 |
お店の経過年数 | 5年以上 |
体制 | 夫婦+社員 |
立地 | ロードサイド・駅近 |
売上 | |
人件費 | やや高い |
商品ロス | 少ない |
9人目のオーナーさんの年収は、1,100万円。
まだオープンしてからそこまで年数が経っていないのにも関わらず、年収1,000万円を達成しています。
年収が高い理由は、売上が平均より❝かなり高い❞こと。
私が働いていたエリア内のお店70店中、売上TOP10にランクインしていた「高日販店」です♪
このお店は、開店してからずっと高い売上を記録していました。
高い売上の背景には、恵まれた「立地」が関係しています。
Iオーナーが働く立地の特徴
- ロードサイド
- 広い駐車場
- 駅ちか
↑車客が多い「ロードサイド」、かつ「駅ちか」!
コンビニの最強立地のひとつです♪
高年収を実現させるためには、「立地(どんな場所で経営するか)」が重要であることも覚えておきましょう!
10人目Jオーナー:年収1,300万円
年収 1,300万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | 本部 |
お店の経過年数 | 15年以上 |
体制 | 夫婦+社員 |
立地 | ロードサイド |
売上 | |
人件費 | 普通 |
商品ロス | 多い |
10人目のオーナーさんの年収は、1,300万円。
売上が低迷していたお店から「移転」して、大成功を収めた方です。
いまでは、エリアを代表する繁盛店を経営。
人件費や商品ロスをもうすこし削減できれば、年収1,500万以上も達成可能です♪
売上が極端に低いと、移転できることもあります。
どんなチャンスが転がっているか分からないのが、コンビニ経営の魅力♪
11人目Kオーナー:年収1,000万円
ここからは、土地・建物の所有者がオーナー(セブンイレブンではAタイプと言う)のお店を4店紹介します!
年収 1,000万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | オーナー |
お店の経過年数 | 20年以上 |
体制 | オーナー1人+社員 |
立地 | 住宅 |
売上 | |
人件費 | 普通 |
商品ロス | やや多い |
11人目のオーナーさんの年収は、ぴったり1,000万円。
20年以上もお店を経営されているベテランオーナーのお店です。
このお店は、売上は低く、人件費は高め。
本来であれば、③のCオーナーのように、年収300万円以下になってもおかしくありませんでした。
でも、年収は1,000万円。
売上が低くても、人件費が高くても、Kオーナーが年収1,000万円を達成できた理由は、「土地・建物を自分で用意できた」からです。
土地・建物の所有者が「本部なのか」「オーナーなのか」によって、年収がおおきく変わってくることも覚えておきましょう♪
12人目Lオーナー:年収960万円
年収 960万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | オーナー |
お店の経過年数 | 1年 |
体制 | 社員2人 |
立地 | 駅近 |
売上 | |
人件費 | 高い |
商品ロス | 多い |
12人目のオーナーさんの年収は、960万円。
オープンして1年経過の新店舗です。
オーナーさんは経営にほぼノータッチで、社員さん2人でお店を運営していました。
このLオーナーのお店は、開店当初から売上が低迷…。
人件費や商品ロスなどの経費もかなり(ビックリするくらい)使っています。
それでも年収1,000万ちかく稼げているのには、以下の2つの理由があります。
- 複数店舗経営によるインセンティブ
- 土地・建物の所有者がオーナー
複数店インセンティブの恩恵、土地・建物を自分で用意することの恩恵は、とにかく絶大!
年収1,000万を狙うなら、複数店舗の経営がいちばんの近道です♪
13人目Mオーナー:年収2,300万円
年収 2,300万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | オーナー |
お店の経過年数 | 15年以上 |
体制 | 社員3人 |
立地 | 駅前 |
売上 | |
人件費 | 非常に多い |
商品ロス | 多い |
13人目のオーナーさんの年収は、2,300万円!!
なんとなんと、年収2,000万円OVERです!!!
このお店は、人通りが多い駅前立地のお店。
売上はエリア内でトップクラス、超×3繁盛店でした。
人件費や商品ロスのコストを、圧倒的な売上でカバー。
優秀店を受賞したこともあり、お店のレベルも非常に高かったです♪
- オーナーさんがとにかく商売人
- 土地と建物はオーナーさん所有
- 駅前の好立地
経営努力と立地(土地は自前)次第では、年収2,000万も夢じゃありません!
14人目Nオーナー:年収3,100万円
年収 3,100万円
項目 | 状況 |
---|---|
土地・建物の所有者 | オーナー |
お店の経過年数 | 25年以上 |
体制 | オーナー+社員2人 |
立地 | ロードサイド・住宅 |
売上 | |
人件費 | 普通 |
商品ロス | やや多い |
14人目のオーナーさんの年収は、3,100万円!!!!
きました、年収3,000万OVER!!
おそらく、コンビニの中でもトップクラスの年収だと思います。
このオーナーさんの年収が高いのには、以下の5つの理由があります。
- オーナーさんが商売人
- 土地・建物がオーナーさん所有
- 立地最強(ロードサイド・住宅)
- 売上がエリアNO,1の大繁盛店
- 25年以上経営(インセンティブ適用)
↑見るからに最強ですよね(笑)。
これがコンビニ経営の大成功例です。
年収3,000万円と聞いて、「コンビニ経営は夢あるな~」と思った方も多いのではないでしょうか。
運と相当の努力は必要ですが、大成功を収められる可能性があることがコンビニ経営の魅力です♪
以上、14人のオーナーさんの年収でした。
【豆知識】コンビニの利益構造
豆知識として、コンビニの利益構造も軽~く理解しておきましょう。
コンビニの利益構造を知っておくと、年収を上げやすいですよ♪
では解説します。
みなさんに覚えてもらいたいのは、以下の4つのことば。
- 売上原価:売れた商品の仕入れ代
- 売上総利益:売上から売上原価を引いたもの
- ロイヤリティ:本部に支払う金額
- 総収入:オーナーの取り分
以上の4つのことばが理解できたら、毎月の利益を計算していきます。
売上60万円のお店を例にすると、利益の計算方法はこんな感じです♪
ちょっとむずかしいですよね。
1個100円のおにぎりを例に、もう一度説明しますね。
例)100円のおにぎりが売れたら、その売上から、おにぎりの仕入れ代(原価)70円を引く。
例)1個100円のおにぎりの売上総利益は、売価100円-原価70円=30円。
30円のうち、本部の取り分(ロイヤリティ)を引きます。
ロイヤリティが60%なら、本部の取り分は、30円の60%で「18円」。
100円のおにぎりが1個売れたときの本部の取り分は、18円。
30円から18円を引いた「12円」が、最終的なオーナーの儲けになります。
お店の売上を「本部」と「オーナー」で分配するのが、コンビニ経営の特徴です♪
売上原価率やロイヤリティ料は、お店やコンビニチェーンによって異なります。
以上、コンビニ利益構造の豆知識でした。
コンビニで儲ける方法は、こちらの本も参考にしてください♪
コンビニオーナーが金持ちになる3つのコツ
年収を1,000万円レベルにまで引き上げるにはどうしたらいいか。
ここからは、コンビニオーナーが金持ちになる3つのコツをお伝えしていきます♪
年収アップのコツは、以下の3つ。
お金持ちになるためのコツ
具体的に解説していきます♪
①社員を雇って経営に専念する
コンビニオーナーが金持ちになるコツ1つ目は、「社員を雇って経営に専念する」こと。
オーナーは毎日忙しいです。
日々の業務に追われてしまい、経営のことまで手が回りません…。
でも社員を雇えば、時間に余裕ができて、経営にしっかり向き合うことができます♪
コンビニ経営には、戦略や分析、「考える時間」が必要!
ちなみに、紹介した年収1,000万円以上のお店6店のうち、6店すべてのオーナーが社員を雇って経営に専念していました。
売上が厳しいうちは、人件費をあまりかけられません。
ただ、ある程度お店が軌道に乗ってきたら、社員を雇って経営に専念しましょう!
②お店の運営期間を長くする
コンビニオーナーが金持ちになるコツ2つ目は、「お店の運営期間を長くする」こと。
コンビニの中には、セブンイレブンのように、経過年数に応じた「インセンティブ制度」があるところもあります。
店舗の運営期間が長くなれば、本部に支払うチャージ料(本部の取り分)が減額されるってワケですね。
インセンティブの例
- 5年経過 ●%チャージ料減額
- 15年経過 ●%チャージ料減額
- 20年経過 ●%チャージ料減額
↑セブンイレブンにはこのような特別制度があります。
2%、3%とチャージ料が減額されると、毎月の利益が数十万UP!
毎月20万利益が増えたら、年収が240万UPします♪
お金持ちになるには❝運営期間❞が重要だということも覚えておきましょう♪
③複数店舗を経営する
コンビニオーナーが金持ちになるコツ3つ目は、「複数店舗を経営する」こと。
複数のお店を経営すると、「複数店経営奨励制度」が適用される場合があります(条件アリ)。
カンタンに言えば、2店、3店と店舗数を増やしていけば、その分儲かる制度のことですね。
今回は紹介できませんでしたが、私の担当店の中に、5店舗以上を経営しているオーナーさんがいました。
そのオーナーさんは、なんと、年収1億円以上…!!
お金持ちを目指したい人は、複数店舗の経営を視野に入れましょう♪
コンビニオーナーの年収【4つの注意点】
コンビニオーナーの年収には、いくつかの注意点もあります。
コンビニ経営を始める前に、以下の4つのポイントを頭に入れておいてください。
分かりやすく解説していきます。
①コンビニ経営は夫婦年収で計算する
コンビニ経営の注意点1つ目は、「年収は夫婦年収で計算する」こと。
コンビニオーナーの年収は原則、夫婦2人分の金額です。
オーナー1人でお店を運営していくのであれば話は別ですが、基本的には夫婦2人で共働きをすることになります。
なので、夫婦2人分で年収を計算してください。
- 年収500万円 1人分:250万円
- 年収1,000万円 1人分:550万円
- 年収1,500万円 1人分:750万円
奥様がバリバリ働けるなら、その分、従業員の人件費が減って、毎月の利益はアップします♪
とりあえず、コンビニオーナーの年収は「夫婦2人分」であることをおさえておきましょう。
②オープン後は利益が出にくい
コンビニ経営の注意点2つ目、「オープン後は利益が出にくい」こと。
最初のうちは、コンビニの仕事に慣れるので精一杯…。
おそらく、❝経営❞どころじゃないと思います(経営というよりは運営)。
開店後に起こること
- 商品の売れ数が予測できない 商品ロスが増える
- 従業員の教育に追われる 人件費が増える
↑経費が必要以上にかかるのが、開店後の特徴。
結論、オープン後は利益が出にくいです!!
私は過去に約30の新店を担当しましたが、オープン後の各店の業績はよくありませんでした。
開店後は、利益が出にくいことを頭に入れておきましょう。
生活費がカツカツにならないよう、本部社員としっかり打ち合わすることを忘れずに!
③本部への借金返済に約3年かかる
コンビニ経営の注意点3つ目は、「本部への借金返済に約3年かかる」こと。
コンビニ経営は、低資金で始められるのが魅力です。
ただ、開業時にかかった「本部への借金」があるので、注意が必要…!
コンビニ本部に借りた借金の返済によって、開店後3年くらいは赤字になることを覚えておきましょう。
赤字になる理由
- 商品仕入れ代の返済 約700万
- 開業資金の回収 約300万
↑完全に黒字になるまでに、3年ほどの期間がかかります。
本部への借金を返さないと「支払い利息」が発生します。
利益を出して、早めに返済を終わらせましょう♪
④所得税などの税金が別途かかる
コンビニ経営の注意点4つ目は、「所得税などの税金が別途かかる」こと。
コンビニオーナーは個人事業主なので、年収から多くの税金がかかります。
❝年収=実際の手取りとはならない❞ので注意してください!
オーナーが払う税金の一例
- 所得税
- 事業税
- 社会保険料 など…
お店の売上が増えると、きっとガッツポーズすると思います…。
でも売上が増えると、本部に支払うロイヤリティ料と税金が増えるという悲しい現実があるんですよね…。
ちなみに、私の担当店のオーナーさんに「儲かってますね!」と言ったら、「税金すごいけどね」と言われたことがあります(笑)。
年収だけに捉われず、税金のこともしっかり頭に入れておきましょう!
コンビニオーナーになるために必要な資金
コンビニオーナーになるための必要資金を各チェーンごとにまとめました。
ぜひ参考にしてください♪
気になるコンビニがあれば、公式ホームページで詳細をチェックしましょう♪
セブンイレブンの開業資金
- 研修費:55万円
- 開業準備手数料:55万円
- 開業時出資金:150万円
- 引っ越し代や生活費:150万円程度
セブンイレブンは、本部に260万円の加盟金を支払うことで開業をすることができます。
それとは別に、数か月分の生活費、引っ越し代が必要(150万円程度)。
ローソンの開業資金
- 研修費用:55万円
- 開店準備手数料:55万円
- 出資金:100万円
- 店舗運営必要資金:100万円
ローソンは、310万円を用意することでお店を開業できます。
開業資金の支援制度もあるようなので、気になる方はチェックしてみてください♪
ファミリーマートの開業資金
ファミリーマートは、契約に必要な資金が300万円から150万円に変更になりました。
大手3社の中では、いちばん開業しやすいですね…!
契約から開店までの流れ
コンビニの「フランチャイズ契約から開店までの流れ」もお伝えしておきます♪
以下は、セブンイレブンの流れ。
契約から開店までの流れ
まず、フランチャイズオーナー募集説明会に参加します。
コンビニ経営について、担当者から説明を受けます。
お店を訪問し、先輩オーナーからいろいろな話を聞きます。
実際に店舗で働き、コンビニの仕事の理解を深めます。
物件(店舗)を現地に見に行きます。
担当者から紹介のあった物件を確認。
希望に沿わないときは遠慮なく指摘してOKです!
コンビニ経営をする覚悟ができたら、契約書にサインします。
レジ接客や情報機器の操作方法を学びます。
従業員を採用し、トレーニングをおこないます。
備品の整理や書類置き場の確認など、お店の最終チェックをおこないます。
コンビニ経営スタート!
本部社員との面談が何度もあるので、分からないことは納得いくまで質問しましょう。
妥協したり、分からないことを放置したりすると、あとですごく後悔しますので、しつこいくらい質問してくださいね!
まとめ:コンビニオーナーの年収1,000万は、経営努力次第で達成可能!
この記事では、「コンビニオーナー14人のリアル年収」をお伝えしました。
まとめです。
- 土地・建物の所有者が、本部なのか、オーナーなのか
- オープンして何年経過しているのか
- 複数店舗は経営しているか
↑こういった状況によって、コンビニオーナーの年収は変わってきます。
ただひとつ言えることは、経営努力次第では年収1,000万円も十分可能だということ。
私の担当店でも、年収1,000万以上の店舗はけっこうありました!
コンビニ経営にご興味もった方は、以下の本もぜひチェックしてみてください♪
コンビニ最大手セブンイレブンの経営ノウハウが学べますよ♪
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!