【絶対に覚えて!】コンビニ袋詰めのコツ11選。本部社員が解説
解決できるお悩み♪
私の袋詰め、いつもお客さまに怒られてしまいます。
なにかやり方が間違っているのでしょうか…。
袋詰めのコツがあったらおしえてください!
- コンビニのレジ袋詰めコツ11選
- 難易度が高い商品の袋詰め【実践】
- 袋詰めのベストタイミング
袋詰めが苦手な方に向けて、セブンイレブン社員流「袋詰めのコツ」を伝授します♪
この記事を読めば、袋詰めでお客さんから怒られることはなくなりますよ!
11の袋詰めテクニック、さっそく確認していきましょう!
プロフィール
- 元セブンイレブンジャパン社員
- 元セブンイレブン店長
- コンビニブログ「えどぴか便り」
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コンビニのレジ袋詰め【コツ11選】
コンビニのレジ袋詰め【コツ11選】をお伝えしていきます♪
どれも大事なので、最後までぜひチェックしてください!
わかりやすく解説していきますね♪
①キモチ余裕のあるサイズの袋を選ぶ
袋詰めのコツ1つ目は、「キモチ余裕のあるサイズの袋を選ぶ」こと。
袋は、すこしだけサイズに余裕のあるものを選ぶのがポイントです。
袋は小さすぎるとパツパツで持ちにくく、逆に袋が大きすぎるとダラ~としてしまいます。
サイズに少しゆとりのある袋なら、「袋詰めの途中で商品がぜんぶ入らないことに気づき、袋詰めをやりなおした…」。
↑こんな失敗を防ぐこともできます♪
コンビニのレジ袋は、サイズによって値段が異なります。
適切なサイズの袋を選んで、お客さんに損をさせないことも重要!
レジ袋の料金
小 | 中 | 大 | 特大 | お弁当用 | |
---|---|---|---|---|---|
セブン | 3円 | 3円 | 3円 | 5円 | 3円 |
ローソン | 3円 | – | 3円 | – | 3円 |
ファミマ | 3円 | 3円 | 5円 | 7円 | 5円 |
袋のサイズ選びに、ぜひこだわってみてください♪
②お箸やスプーンは先に用意しておく
袋詰めのコツ2つ目は、「お箸やスプーンは❝先❞に用意しておく」こと。
お箸やスプーンは最後ではなくて、最初に用意しておくことをおすすめします!
その理由は、渡し忘れによるクレームを避けるため。
袋詰めのクレーム率No.1、それが「お箸やスプーンの渡し忘れ」なんです。
弁当買ったのにお箸が入ってないじゃーん。どうやって食えばいいんだよ。
ロールケーキににスプーンつけてくださいって言ったのに…。これじゃ男子にガッツいて食べているように見られるわ……。
↑私もこんなクレームをよくもらいました。
クレームをもらいたくない方は、❝袋詰めの前❞にお箸やスプーンを入れましょう♪
③指をぬらしてレジ袋を開きやすくする
袋詰めのコツ3つ目は、「指をぬらしてレジ袋を開きやすくする」こと。
レジ袋は静電気でうまく開けません。
モタモタしていると、お客さんが不機嫌になってしまいます…。
そこで必ずやってもらいたいのが、指を水でぬらしてから袋をさわること。
切手を貼る用の水入れ(切手濡らし)がレジにあると思ので、それを使ってください♪
※切手濡らしはこんなやつです↓
袋を水でぬらせば、カンタンに袋が開きますよ!
これをやるかやらないかで5秒くらいの差がつくので、ぜひ試しください♪
④大きいもの・重いものから先に入れる
袋詰めのコツ4つ目は、「大きいもの・重いものから先に入れる」こと。
大きいもの・重いものを先に入れることで、袋の中でバランスが崩れるのを防ぎます!
大きいもの・重いもの
- 米
- ペットボトル
- 缶
- 弁当 など
組体操をイメージしてもらえると分かりやすいと思います。
下が不安定だと、上の人はみんなバランスを崩して倒れちゃいますよね?
コンビニの袋詰めもいっしょです。
大きいもの・重いものから先に袋に入れましょう♪
⑤小さい・つぶれやすいものは後入れする
袋詰めのコツ5目は、「小さい・つぶれやすいものは後入れする」こと。
小さいもの・つぶれやすいものを後入れすることで、商品がグチャッとなるのを防げます!
小さいもの・つぶれやすいもの
- 板チョコ
- シュークリーム
- サンドイッチ
- おにぎり
- うまい棒 など
袋に入れる順番は、以下のように覚えておいてください。
大きいもの・重いもの>小さいもの>つぶれやすいもの
袋に入れる順番さえ間違えなければ、袋詰めの9割は成功します♪
小さいもの、つぶれやすいものは、いちばん最後に袋に入れましょう!
⑥冷たいものと温かいものをくっつけない
袋詰めのコツ6つ目は、「冷たいものと温かいものをくっつけない」。
冷たい商品と温かい商品をくっつけて袋に入れると、商品の劣化が早まるなどして、クレームの原因になります。
「アイス」と「熱々のフライドチキン」
↑この2つがくっついて袋に入っていたら、アイスは溶けるし、チキンは冷めますよね?
そこでおすすめなのが、ポテトチップスなどの常温のものを、冷たいものと温かいものの間におくこと。
下の画像のようなイメージですね。
むずかしい場合は、「冷たいものと温かいものがいっしょになってしまいますが大丈夫でしょうか?」と声をかけてください。
袋詰めするときは、冷たいものと温かいものを離すことを覚えておきましょう!
⑦2Lペットは状況に応じてヨコにねかせる
袋詰めのコツ7つ目は、「2Lペットは状況に応じてヨコにねかせる」こと。
2Lのペットボトルのような重いものは、ヨコに寝かせたほうが袋全体が安定します!
2Lペットを縦にそのまま入れてバランスを崩してしまった経験、みなさんも1度はあるのではないでしょうか。
ちなみに、ペットボトルをヨコにしてはいけないルールはありません♪
※一部の店舗をのぞく
なので袋に入れにくいときは、状況に応じて2Lペットボトルを横に寝かせましょう。
のちほど実践編で具体的なやり方をお見せします。
炭酸飲料のヨコ置きはNGです。
⑧アイスや漬物はポリ袋にいれる
袋詰めのコツ8つ目は、「アイスや漬物はポリ袋にいれる」こと。
アイスや漬物は水滴でベタベタするので、ポリ袋に入れてください。
ポリ袋に入れないと、エコバッグの中がえらいことになります。
とくに主婦のお客さんは、ポリ袋を必要としている方が多いです。私は過去に、ポリ袋にいれなかったことでクレームをもらいました…。
「ポリ袋はいらない!」と言われた場合は、つけなくてOK。
ポリ袋は必須ではありませんが、必要かどうか聞くようにしましょう♪
⑨デリケート用品は紙袋に入れる
袋詰めのコツ9つ目は、「デリケート用品は紙袋に入れる」こと。
女性の生理用品や、男性の成人誌など、デリケートな商品は中が見えないよう紙袋に入れてください!
人に見られて恥ずかしい商品なので、配慮のためです。
お店の備品で、茶色い紙袋があります。その紙袋に、デリケートな商品を入れてあげてください♪
白の袋でも大丈夫と言えば大丈夫ですが、一応、紙袋にいれたほうが親切です。
オーナーに確認して、紙袋を使ったほうがいいか確認しましょう!
➉崩れやすいカップデザートは一言添える
袋詰めのコツ10個目は、「崩れやすいカップデザートは、お客さんに一言添える」こと。
バランスが崩れやすいカップ類のスイーツ(ケーキやパフェ)は、お客さんに「一言添え」しましょう!
一言添えるのも、お客さんへの配慮のためです。
とくにショートケーキやモンブランなどのカップデザートは、袋の中でめっちゃ暴れますからね(笑)。
ちなみに私は、カップデザートの袋詰めがうまくできず、「クリームがパックについてんじゃん!!」とお客さんに激怒されたことがあります…。
「スイーツが倒れやすくなっておりますので、気をつけてお持ち帰りください」、このように一言添えてみてください♪
⑪袋の持ち手部分を1つにたばねる
袋詰めのコツ11個目は、「袋の持ち手部分を1つにたばねる」。
袋詰めの最後に、持ち手部分をギュッと1つにたばねましょう。
持ち手部分を1つにたばねることで、袋が持ちやすくなります♪
↓下の写真を見ると、違いが一目瞭然ですよね…!
ちょっとした気遣いがとても大切です♪袋を束ねることも忘れずに!
これから、難易度が高い商品の袋詰めを実践していきます。
難易度が高い商品のレジ袋詰め・入れ方
お弁当と缶ビールの袋詰めのやり方が分かりません。
ここからは、私が10万人以上の方の袋詰めをしてきて、❝ちょっと苦戦した❞袋詰めの例をいくつか紹介したいと思います。
コンビニバイトを始めたばかりの方は、以下の5つのパターンを覚えておきましょう!
難易度が高い5パターン
分かりやすく解説していきますね♪
袋詰めには正解はないので、紹介するやり方をアレンジしていただいてかまいません。
①お弁当+缶ビール2本
難易度が高い商品の袋詰め1パターン目は、「お弁当+缶ビール2本」。
弁当と缶って、けっこうむずかしいですよね…。安定しないので…。
弁当と缶2本は、お客さんの了承が得られれば、缶を横にするのがおすすめです♪
お弁当+缶ビール2本のベストアンサー♪
缶を縦にしても、いずれ横にバタッと倒れてしまいます。
それなら、最初から横に寝かせてしまったほうがいいですよね!
もちろん、缶を横にされるのがイヤな方もいると思うので、不安だったらお客さんに聞いてみましょう!
②お弁当+缶ビール6本
難易度が高い商品の袋詰め2パターン目は、「お弁当+缶ビール6本」。
このパターンは、缶6本の上にお弁当をおくとカンペキです!
お弁当+缶ビール6本のベストアンサー♪
↑ちょっと分かりづらくてすみません><。
弁当の上に缶6本ではなく、缶6本の上に弁当、これだと安定します!
缶が6本もあれば、土台ができますよね。
その土台の上に弁当を置けば、弁当がつぶれる心配もありません♪
ぜひ試してください!
③お弁当+500MLペットボトル1本
難易度が高い商品の袋詰め3パターン目は、「お弁当+500MLペットボトル1本」。
お弁当の上に500MLのペットボトル1本を立てておくと、かなり不安定です。
この場合は、ペットボトルを横にするのがおすすめです!
お弁当+500MLペットボトル1本のベストアンサー♪
さきほどお伝えした缶2本と同じ考え方ですね。
弁当の上に500mlペットボトル1本を置くと、たいていの場合、あとでペットボトルが倒れます。
であれば、最初から横に寝かせておく。
こうしたほうがいいですよね!
500mlペットボトルは横にしたほうが持ちやすいことを覚えておきましょう♪
④お弁当+2Lペットボトル
難易度が高い商品の袋詰め4パターン目は、「お弁当+2Lペットボトル」。
お弁当と2Lペットボトルは、ペットボトルを下にねかせて、その上にお弁当を置くのがおすすめです!
弁当を下にしてしまうと、つぶれる可能性があるからですね。
お弁当+2Lペットボトルのベストアンサー♪
お客さんの了承が得られれば、弁当が下でもOK!
ただ、2Lペットボトルを下にすると安定するので、ぜひ1度試してみてください!
⑤たまご+〇〇
難易度が高い商品の袋詰め5パターン目は、「たまご+〇〇」。
たまごの袋詰めもむずかしいですよね…。
たまごの袋詰めのやり方には、次の2つのパターンがあります。
- 他の商品に軽いものが多い たまごが下
- 他の商品に重いものが多い たまごが上
たまごは重さがあるので、本来は一番下におくのが理想です。
ですが、たまごはつぶれやすいものでもあるので、状況によっては下におくのは危険…。
たまごを下に置くか、上に置くかはケースバイケースです。
たまご+〇〇のベストアンサー♪
- たまご+2Lペットボトル たまごが上
- たまご+つぶれやすいもの たまごが下
上の画像を参考に臨機応変に対応しましょう♪
レジ袋詰めのベストタイミング
袋詰めがだいぶ理解できました。袋詰めをするタイミングもおしえてください!
袋詰めのタイミングも解説していきます♪
私がおすすめする袋詰めのベストタイミングは、ズバリ、「すべての商品をレジに登録し終わった❝すぐあと❞」です。
商品を登録し終わったすぐあとに袋詰めをする理由は、時間が1秒もムダにならないから。
お客さんの会計が終わるまで袋詰めを待っていると、時間がかかってしまいますよね。
すると、レジがつまって、他のお客さんにブーブー文句を言われる。
であれば、商品のレジ登録が終わってすぐに袋詰めを開始して、袋詰めをしながらお客さまに支払いをしてもらう。
これがベストです!
商品をレジにすべて登録し終えたら、すぐに袋詰めに取りかかりましょう♪
レジ袋詰めは誰がやる?客or従業員
袋詰めを誰がおこなうのか、カンタンに触れておきたいと思います。
結論、コンビニによって、袋詰めをする人は違います。
コンビニ大手3社の袋詰めルール
セブンイレブン:従業員が袋詰めをすることが多い。「袋にお入れいたしますか?」とお客さんに聞く。
ローソン:袋詰めするのは、原則お客さん。従業員は必要なときだけ袋詰めをする。
ファミマ:袋詰めするのは、原則お客さん。従業員は必要なときだけ袋詰めをする。
傾向としては、セブンイレブンは「従業員」、他のチェーンでは「お客さん」。って感じですね。
ただ、店によっても、袋詰めのルールは異なります。
- 従業員が袋詰めをまったくおこなわないお店
- 従業員が親切に袋詰めをするお店
↑コロナの影響もあるので、いろいろです。
- お店の混雑状況
- スタッフの対応力
- お客さんの要望
↑状況によっても変化します。
世の中的には、お客さん自身で袋詰めをおこなうところが多いです。お店側は、あくまでサポートする立場だと覚えておきましょう!
コンビニのレジ袋詰め【大切なこと】
袋詰めをする際に大切なことをお伝えします。
以下の2点を意識して袋詰めをおこなってください♪
袋詰めで大切なこと
- お客さんの立場になって袋詰めする
- 袋詰めのスピードにこだわる
それぞれ説明しますね♪
①客の立場で袋詰めをおこなう
コンビニの袋詰めがうまくできるようになりたいです。
コンビニの袋詰めを上達させるには、「自分が客だったら…」という視点で、相手の立場で袋詰めをすることが大切です。
その理由は、自分が客の立場で袋詰めをすることで、ダメな袋詰めのパターンがイメージしやすいからですね。
- 袋は持ちやすいか
- 中の商品はつぶれていないか
- お箸やスプーンはちゃんと入っているか
みなさんはコンビニを利用する際、きっとこのようなことを意識していると思います。
コンビニで購入したケーキが袋の中でグチャグチャになっていたら誰だってイヤですよね?
自分がどんな袋詰めをされたらうれしいか、相手の立場になって考えることが袋詰めを上達させる近道です♪
②袋詰めは「スピード」命
袋詰めは、とにかく「スピード命」です!!
コンビニを利用するお客さんの「店内の滞在時間」がどれくらいか知っていますか?
実はなんと、お客さんの約80%が5分以内にお店をあとにしています。
「コンビニで早く買い物をすませたい」という心理がここにあらわれているわけですね…。
現代人はとにかく忙しいので、袋詰めをいかにスピーディーにおこなうかが重要になってきます。
袋詰めのスピードが速いことのメリット
- レジの回転率があがってお店の売上がUPする
- クレームをもらわなくなる
以上2つのポイントは袋詰めでとても大切な考え方なので、しっかり頭に入れておきましょう。
袋詰めが苦手な方へのアドバイス
袋詰めが苦手な方、
袋を全種類用意して、自宅で練習をしましょう♪
袋詰めは、ある程度の慣れが必要です。
お店だとぶっつけ本番なので、袋詰めを何度もやりなおすわけにはいきません…!
そこで、私がおすすめしたいのが「袋詰めの自宅練習」。
家だったら袋詰めの練習がし放題。何度でも失敗できます。
家族がいれば、袋詰めの感想ももらえますよね!
私もたくさん練習したら、袋詰めができるようになりました!
袋詰めに自信がない方は、自宅で何度も練習してください♪
まとめ:コンビニバイトの袋詰めのコツは繰り返しの「練習」!がんばろう!
この記事では、「コンビニの袋詰めのコツ11選」を解説しました。
まとめです。
紹介した袋詰めのポイントをおさえて、あとは家で練習するのみ!
袋詰めマスターになれる日もそう遠くはありません♪
▼袋詰め以外に、コンビニの仕事を早く覚えるコツをこちらの記事にまとめています
以上、参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!