コンビニで返品はできる?断られた方必見の返品テク4選【本部社員が解説】
解決できるお悩み♪
コンビニで間違って買った充電器、「返品返金はできません!」って断られたー!!!
購入時のレシート捨てちゃったんですけど、返品ってできませんよね?
食品や飲みものって返品できますか?コンビニで返品できないものを教えてほしいです。
- コンビニで返品できないもの・場面
- コンビニで返品するときのコツ
コンビニで買った商品を返品したいときってありますよね…。
結論、
返品できるかは、お店次第。
返品を受けるかどうかは、各店舗のオーナー判断にゆだねられています。
どうしても返品したいときは、以下の4つの方法を試してください!
返品テクニック4選
- 返品ではなく「交換」を打診する
- 謝罪して「謙虚」にお願いしてみる
- 「買い物もしていきますので!」と伝える
- スタッフではなく、オーナーに相談する
↑こちらは、セブンイレブン元本部社員の私がおすすめする「返品の秘策」♪
この4つの方法を試していただけたら、返品に応じてもらいやすくなりますよ!
この記事では、コンビニで返品するときのコツを具体的に解説していきます。
プロフィール
- 元セブンイレブンジャパン社員
- 元セブンイレブン店長
- 30店の経営カウンセラー
- コンビニブログ「えどぴか便り」
コンビニで返品返金が難しい3つの理由
そもそも、コンビニで返品返金はできるのか!?
気になりますよね。
正直にお伝えすると、コンビニでの返品はむずかしいです…。
返品できるものも中にはありますが、原則、コンビニでは返品に応じてもらえないことほとんど。
ではなぜ、コンビニで返品はむずかしいのか。
コンビニで返品に応じてもらえないのには、次の3つの理由があります。
返品がむずかしい3つの理由
まずはじめに、コンビニで返品がむずかしい理由を解説していきます。
①返品に応じる法律・義務はないから
コンビニで返品がむずかしい理由1つ目は、「返品に応じる法律・義務はないから」。
そもそも日本では、「返品に応じなさい!」という法律は存在しません。
つまり、お客の自己都合による返品に「お店が応じる義務はない」はないということですね。
レジでの売買が1度成立したら、そのあと、返品に応じるか応じないかは完全に「お店次第」。
お店のオーナーや店長が、自由に返品の判断をくだすことができる。このことをまずおさえておいてください。
②コンビニ本部のルールが厳しいから
コンビニで返品がむずかしい理由2つ目は、「コンビニ本部のルールが厳しいから」。
コンビニ各社が返品交換を原則お断りしているのも、コンビニでの返品がむずかしい理由のひとつです。
以下はセブンイレブンの返品のルール。
ご購入いただきました商品につきまして、何らかの不具合が発生した場合を除き、返品交換は原則お断りしております。なお、返品をお受けするかの判断は店舗責任者が行います。ご利用店舗にお問い合わせください。
引用元:セブンイレブンジャパン
ローソンやファミマのホームページにも同様の記載がありました。
コンビニでは、「よっぽどのことがないかぎり返品は不可ですよ!」というスタンスなんです。
食中毒などのおおきなトラブルを避けるために、コンビニ本社では返品をお断りしている。
こういった背景も理解しておきましょう。
③返品の判断に迷うから
コンビニで返品がむずかしい理由3つ目は、「返品の判断に迷うから」。
元店長としての一意見ですが、返品の判断って、実はすごくむずかしいんです…。
私がセブンイレブンで店長をしていたころの話。
あるお客さんが、「雑誌を返品したいのですが…」と、私のもとに来られました。
さっき買った雑誌、ページが破れてました。返品してください!
この場合、みなさんがもしコンビニの店主だったら、返品に応じますか、それとも応じないですか?
- A 読んだあとに自分で破ったんじゃないの?
- B 破れていたんなら、すぐに返品しないと…
↑返品に応じるべきか否か、迷いますよね。
結局私はこのお客さんを信じて、返品を受け付けました。
ただ、もし返品が故意だった場合、お店の売上損失につながってしまいます…。
「返品に応じるお店」と「返品に応じないお店」があるのは、判断に迷うから。
トラブルを避けるために返品を不可としているお店が多いことを覚えておきましょう!
コンビニで返品返金ができないもの・場面
ここでは、コンビニで「返品ができないもの・場面」をお伝えします。
コンビニでは返品に応じてもらいやすい商品もあります。
ただ、以下の7つの状況は「ほぼ返品不可」なのでご注意ください!
順番に解説していきます♪
①自己都合による返品
コンビニで返品ができないもの1つ目は、「自己都合による返品」。
スマホの充電器を買ったら差し込み口が合わなかったんすけど、返品できますか?
「充電器やイヤホンが自分の持ってるデバイスと合わなかった…」。
↑こういった自分のミスや確認不足による返品はできません。
お店の損失になってしまうためです。
自己都合の例
- 間違って違うものを買ってしまった
- 気に入らなかったから返品したい
- 注意すれば防げた
自己都合による返品は原則不可。あきらめてメルカリなどで売るようにしましょう。
②開封済みの商品
コンビニで返品ができないもの2つ目は、「開封済みの商品」。
- 封筒の袋を開けてしまった
- スマホ充電器を箱から取り出してしまった
↑このように商品をすでに開封した場合も返品不可。
開封済み商品も、売り物にならなくなってしまいます。
再度販売するわけにはいきませんからね。
知り合いに頼まれて違うものを買ってしまったときは、未開封の商品であれば返品してもらえるお店が多いです!
「袋から取り出した商品の返品は原則不可」であることを覚えておきましょう。
③購入時のレシートを紛失
コンビニで返品ができない状況3つ目は、「購入時のレシートを紛失」した場合。
当然ですが、商品を買った証明ができないと、返品してもらえません!
よって、購入時のレシートがない場合も返品不可です。
ただレシートがない場合でも、返品してもらえる可能性があります!
レシートを紛失したときは、以下の点をお店に伝えてください。
- 商品を購入した日時
- 商品を購入したレジ
- 商品を購入したときのスタッフ
- 買った商品の詳細
コンビニには防犯カメラがあって、レジの過去の映像を振り返ることができます。
また、レジの記録がお店のパソコン上にデータとして保存されているので、調べてもらうことも可能。
レシートがないときは、オーナーや店長にダメ元で確認してみましょう!
④別の店舗で買った商品
コンビニで返品ができないもの4つ目は、「別の店舗で買った商品」。
コンビニは、1店1店、別のオーナーが経営。
別の店舗で買ったものを返品すると、お店の在庫が狂います。
つまり、返品を受けたお店の損失になってしまうんですね。
なので、ほかの店舗で買った商品は絶対に返品できません。
購入したお店以外では返品はできないことを覚えておきましょう。
⑤購入日から8日以上経過したもの
コンビニで返品ができない状況5つ目は、「購入してから8日以上経過」している場合。
購入してから8日以上経っている場合も、返品はできません。
返品期限については、セブンイレブンのホームページにも明記されています。
コンビニは、すり替えなどのトラブル防止のため、原則、お買い上げ後すぐをのぞいて返品はできません!
商品を購入してから8日以上経過している場合は、返品をスパっとあきらめましょう!
⑥1度電子レンジで温めた商品
コンビニで返品ができないもの6つ目は、「1度電子レンジで温めた商品」。
食中毒や商品の劣化などの問題により、コンビニでは1度電子レンジで温めた商品の返品はできません!
レンジで温める前に返品をお願いしましょう。
⑦販売期限を過ぎた商品
コンビニで返品ができないもの7つ目は、「販売期限を過ぎた商品」。
販売期限が過ぎた商品も、安全上の問題で返品できません!
おにぎりやスイーツ、お菓子を購入して数日経過。
その間に販売期限が過ぎてしまった…。
↑こんなケースですね。
食品類は原則返品不可ということを覚えておきましょう。
【まとめ】返品できない商品一覧
返品できない商品をまとめると、こんな感じです。
返品できない商品一覧
- iTunesカード、Amazonギフト券
- クオカード、チケット、金券類
- 雑誌、新聞、コミック
- 温度管理商品
- 食品、飲みもの△
- タバコ△
これらの商品は、自己都合による返品はできないので注意してください。
食品、飲み物、タバコは、混入・すり替えの可能性があることから、返品を受け付けていないお店も多いです。
お店に確認したうえで返品交換を依頼するようにしましょう。
温度管理商品:おにぎり、お弁当、サンドイッチ、麺類、惣菜、サラダ、スイーツ、乳飲料、パンなど
コンビニで返品返金を断られた方へ【返品のコツ4選】
どうしても返品したいよ~!!!
ここからは、コンビニで返品を断られた方へ、返品のコツをお伝えします♪
普通は返品できない状況でも、以下の4つの方法なら返品に応じてもらいやすくなりますよ!
具体的に解説していきます♪
①返品ではなく「交換」を打診する
私のもっともおすすめの方法は、返品ではなく「交換」。
返品だと、「都合の良い客だな~」という印象を与えてしまいます…。
でも交換なら、「きっと間違っちゃったんだね」とイヤな印象を与えずに済みます。
おすすめの交換方法
- 同じ商品との交換
- 類似品との交換
- 同じくらいの値段の商品との交換
「返品したいんですけど」ではなく、「交換は可能でしょうか?」と伝えてみてください!
私の経験上、交換なら認めてくれるオーナーが割と多いです。
交換を打診をすれば、「今回だけですよ!」と、こちらの要求もとおりやすいので一度試してみてください♪
②謝罪して「謙虚」にお願いしてみる
返品をお願いするときは「伝え方」も超大事です。
伝え方次第でお店の対応の仕方が360度変わりますよ!
以下の2つのパターン、どっちがいいか一目瞭然ですよね?
すいません、これ返品したいんですけど、できますか?
お忙しいところすみません。
さきほど、こちらのお店でアイブロウを購入させていただいた者です。
私の確認不足で色違いを購入してしまいました。
別の色と交換することは可能でしょうか。
今後はこのようなことがないよう、しっかり確認します。
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
下の女性からは、「謝罪」「謙虚さ」「誠実さ」が伝わってきますよね!
返品を断られる理由の多くは「伝え方」によるものです。丁寧に謙虚にお願いしてみましょう♪
③「買い物していきます!」と伝える
返品の上級テクニック、それが「買い物もしていきますので!」作戦。
返品は、お店にとって1円の得にもなりません…!
自己都合の返品を迷惑だと思っているオーナーがほとんど。
でも、買い物をしてくれるならお店の儲けになるのでオーナーも大喜びです!
そこで、以下のように伝えてみてください。
すみません、このアイブロウ返品できませんか?
間違って色違いを買ってしまって…。
ほかにも買い物をしていきますのでご対応いただけるととても助かります。
買い物をすれば返品に応じてもらいやすくなります♪
100円でもいいので、お店の売上に貢献してあげてください!
④スタッフではなく、オーナーに相談する
返品するときは、スタッフではなく、オーナーや店長に申し伝えるようにしましょう。
スタッフには権限がないので、マニュアル通りの対応しかできません。
- 雑誌は返品できないルールになっていまして…
- レシートがない場合は返品はお受けできません…
↑店員からは、だいたいこのような言葉が返ってきます(笑)。
スタッフはロボットのような対応しかできないので、返品を断られる可能性がほぼ100%。
オーナーや店長には返品の決定権があるので、柔軟に対応してもらいやすいですよ!
どうしても返品・返金したいときの解決策
お店に断られた商品はもう返品できないですよね…。どうしても返品したくて…
どうしても返品したいときってありますよね…。
私にもそういった経験は何回もあるので、その気持ちは痛いほどよく分かります。
そんなときはお店じゃなくて、コンビニ本部に事情を伝えて相談してみましょう。
本部スタッフが返品の妥当性を客観的に判断してくれるので、お店に返品を断られた場合でも対応してもらえる可能性があります。
返品の最終的なジャッジはお店のオーナー。
ですが、みなさんの主張が認められることも全然ありますよ♪
返品で困ったときは、コンビニ本部の相談窓口に電話やメールしてみましょう!
まとめ:コンビニで返品返金できるかは「お店次第」。ダメ元でお願いしてみよう!
この記事では「コンビニで返品するときの4つのコツ」について解説しました。
まとめです。
コンビニは原則、返品不可。
ただ、お願いの仕方によっては、返品に応じてもらえるところも多いです。
返品するときに大事なのは「伝え方」。お店に配慮する気持ちを忘れず、返品を打診してみてください♪
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!